PHJの全国大会の後、改めて家づくりについて思うことやこれからの情報発信に向けての考えをまとめてみようと思います。
①大好きな人たちに囲まれての家づくりは最高の時間。
大好きな人たちに囲まれての打ち合わせや着工から家が出来上がっていく過程。
この時間は最高の時間です。
私たちは、家づくり中は楽しい時間しかなく、完成する頃には寂しさを伴うくらいのものでした。
この時間を多くの方に過ごしてほしい。
その思いは、X(Twitter)で家づくりのことを発信をするためのアカウントを作ったり、このブログを立ち上げた時から変わらずの思いです。
これから家づくりをされる方には、楽しい時間を過ごすために、お家のコンセプトを決めて進めてほしいと思っています。
そのコンセプトを実現してくれるパートナーをお好きな住宅会社から選んでください。
その選択には間違いはないはずです。
しかし、コンセプトがなかったり、コンセプトが途中でブレるようだと楽しい時間が迷いの時間になってしまいます。
コンセプトがないと、住宅会社選びが困難を極めます。
「A社とB社ののどちらかで迷っています」という方を見ますが、決め手を作れないままに選ぼうとしている状態で、少し気の毒にも思います。
おこがましいですが、そのような方を少しでも救いたいと思っています。
②できるだけ多くの方に、素敵なお家に住んでほしい。
上記にあるように家の出来上がる過程も幸せでしたし、住み始めてからも幸せです。
私たちは運良く出会いに恵まれてここまできました。
ただ、この運が良かったのは何もしていなくて突然降ってきたものではなく、それまでにコンセプトを決めるなど準備を整えていたからこそでもあると思います。
今後、家づくりをしていく方には、断熱の勉強など大きな準備をしなくとも素敵なお家に住めるようにしたいし、そのための環境を整えていきたいと思います。
家づくりを考えると、惑う情報が出てきます。
迷わなくて良いところで迷ってしまうような情報が溢れています。
これまでは、静観していましたが、今後は、少しはそれを潰して行こうと思います。
③家づくりの情報のどこを見るのか。
誰を向いての情報なのかを考えて受け取ることが大事に思います。
・断熱等級4の適合義務化に反対していた企業が手のひらを返すように断熱を語っています。誰のための家づくりをしているのでしょう?
・これまで断熱性能を上げる必要があることを声高に言っていたのに、建築資材の高騰を見るやいなや断熱リノベーションを語るのはなぜでしょう?
・パッシブハウスにチャレンジしようともしないで、コストに見合わないから断熱はそこそこで良いと言い始めるのはなぜでしょう?(コストに見合わないのは、何を根拠にしているのでしょう?)
・「Heat20 G1」や「Heat20 G2」で十分という発言や元が取れないという発言の主は、将来、思いがけない電気代の高騰や思ったよりも快適ではない家になったときに助けてくれますか?無責任に思いませんか?(比較条件を満たしていることを証明しているのを見たことがありません。地域の気象条件や土地の日射の当たり具合など条件が異なると前提は無意味とかします。)
これらの情報は、誰に向いている発言なのかを確認していくべきです。
予算や土地の状況、ライフスタイル等が異なるので、何が正解かはそれぞれだと思います。
断熱等級4の適合義務化の流れを考えると、家づくりの方向性は、温熱環境の改善とエネルギーの削減にあるように思います。
住宅の性能を突き詰めていないにもかかわらず、なぜ「十分」と言えるのかが甚だ疑問ですが、突き詰めようとしている会社と行けるところまで行ってみるのも一つの手だと思います。
できるだけ多くの方に将来の自分含め家族が満足した生活ができる家を手に入れてほしいと思います。