今回は、住宅会社を絞り、最後に決めるにあたって大切にしたことを文字に残しておきます。
1.何を大切にしたのか
私たちは、住宅会社選びにおいて、作り手をリスペクトすることを大切にしました。
「結局は人が作るものなので、人を大事にしなければならない」のです。
「自分たちの家だから」、「自分たちがお金を出すんだから」というのはよく分かります。
でも、「自分たちの思い通りに全てやらせる」は違います。
「自分たちの家だからこそ、作り手も気持ち良く仕事をして良い家が建った」を目指す必要があります。
たまにお見かけする
・「これくらいタダでやってくれよ」という横柄な態度や言動
・高い商品だから値引きがあって当たり前だというスタンス
少なくともそういうのはやめましょう。
相手のお仕事へのリスペクトがないのは、家づくりにおいて良きパートナーを失う契機となります。
逆もまた然りで、不明確な値引きを提示してくる住宅会社は、こちらへのリスペクトがないとも言えるでしょう。
2.リスペクトすることは難しい
人生の中で全ての職業を経験することはできません。
必ず知らない世界が存在します。
そんなの言われなくても分かるくらいの当たり前のことですが、
知らない世界があるにも関わらず、知った気になったり、賃金の高い低いだけで見下したりする人もいます。
言葉では簡単に言えても実際にリスペクトするのは難しいのです。
訓練が必要になります。
自惚れて、かつ、謙遜もなく言いますが、振り返ってみると、私たちはたまたまその訓練ができていたようです。
3.相手に対価を支払いたい?
たまたま訓練してたことに気がついたのは、家が完成する頃になってからでした。
気がつくきっかけは、備忘録的にブログにまとめることを意識して振り返ったからです。
訓練になっていたのは、
少しこだわりたいものを買うときに、ものそれ自体の質や金額を前提にしつつ、担当してくれた人に対してこの人だから買うのかを考えていたことです。
例えば、洋服を買うときのこと。
古着を自らヨーロッパに買い付けに行き、デッドストックの品を集めている古着屋に行きました。
服の素材の違いや縫製での見るべきポイントなどを懇切丁寧に説明してくれました。
服を買うときにはどこを見れば良いのかが分かるようになりましたが、この知識は服を買う買わないに関わらずに授けてくださったもので、これまでの勉強や経験を分けてくださったものになります。
こんなにも貴重な知識を分けてくださる方がいるのだと感じたのを今でも覚えています。
それぞれのお仕事のプロには、知識と経験があり、真摯なお仕事に対して適切な対価を支払いたいと思うようになりました。
4.リスペクトしながら付き合うために
リスペクトし合う関係を築こうとするとき、相手は誰でも良いわけではありません。
自分はリスペクトされるに値するのか?ももちろん考えなければならないですが、そこはお願いする立場として傲慢でないことを意識することで勘弁してもらって、相手をどう見るかが大切です。
お相手がお仕事が好きであるか、そのお仕事にプライドを持っているのか、物を売るためではなく、こちらを向いているかを感じ取ることです。
そのためには、服などを買う時から店員さんの話をよく聞くのが訓練になります。
そして、様々な方と話して話の内容を比較する。
話を聞き、比較する訓練を積むと営業トークが上手な方に合っても違いがわかります。
ちなみに、1番はっきりするところは、断るときです。
相手のことを値踏みするわけではないですが、リスペクトし合うことが大事なので、自分たちにとって不要な物を売るための言葉巧みな営業トークではダメなのです。
自分たちをリスペクトしてくれない相手をリスペクトすることはできないので、その道のプロなのかを見極められるようになりましょう。
お願いしたいことに真摯に向き合ってくれる相手だと分かれば、安心して楽しい家づくりになります。
自分たちを大切にするために、周りの方も大切にしていきましょう😊
最後の決め手は、リスペクトできる相手なのかです!!