※住宅の性能についての記事をまだお読みで無い方は、先にそちらをご覧ください。
住宅性能を「家の中の熱を逃さないこと」と捉え、Ua値、C値、換気、熱橋についてそれぞれの意味をまとめてみました。
今回は、日射取得と日射遮蔽についてです。
家の中の熱をどのように発生させるのかを考えてみたいと思います。
夏は、エアコンや扇風機、通風などで家を冷やす方法が思い浮かぶでしょう。
冬は、エアコンや床暖房、コタツやストーブなどを用いて暖める方法が思い浮かぶでしょう。
私は、ケチなので、できるだけお金をかけずに冷やしたり暖めたりできないかと思うのです。
住宅の性能を高水準で整えたと仮定して話を進めたいと思います。
日射取得
日射取得とは、窓から太陽光を入れることです。夏場に外で太陽光を浴びると暑いですよね。
その熱を冬に家の中に入れてあげることができたら?
太陽光で得られる熱を受け取ってその熱を外に逃さなければ、家の中はポカポカになるのではないか?
日射取得を意識して熱を取り入れることがお金をかけずに家を暖める一つの方法になります。
問題は、日射を取得しようとした時に、建物があって日陰になったり、山があって日陰になったりする可能性があることです。
夏至と冬至で太陽の通る高さが異なります。具体的にどこを通るのかを見るためのアプリもあります。
私はサンサーベイヤーを用いました。
https://apps.apple.com/jp/app/サン-サーベイヤー-sun-surveyor/id525176875
日射遮蔽
夏の気温は年々上昇してきています。
うだるような暑さ、寝苦しい夜の夏も私は苦手です。
冬とは逆で太陽の熱が家の中に入ってくると家の中は暖まってしまいます。
それを防ぐのが日射を遮る日射遮蔽です。
屋根を伸ばして日射を遮る、窓の外側にすだれやシェードをつけるなどの方法で日射を遮ることができます。
外付けのブラインドもあります。予算と土地や外観に合った方法が採用できると良いですね。
そうなると気になってくる土地と窓
そうなってくると日射取得のできる土地と窓の性能が気になってきますね。
次回は窓を調べてみたいと思います。