住宅購入を検討し始めた理由
今回は、TAKAO PASSIVE HOUSEがいかに無知な状態からスタートを切ったのかをお伝えしようと思います。自分に合った住まいを考えるための参考になれば幸いです。お急ぎの方は、目次から最後の見出しまで飛んでください。
私たちは、理想のマイホーム！のような憧れを持っていたわけではありませんでした。ただ、お互いに「ずーっと賃貸暮らしのままで過ごしていく未来も見えないし、いつかは家を買うんだろうね」という感覚で、「将来どんな家に住むんだろうね」と話していました。そんな話をしていた時は、某有名賃貸アパートに住んでいて、それなりに満足していて、それなりに便利な環境で過ごしていたので住宅購入なんて現実味のない話でした。
それから約半年後に転勤が決まり、新天地で生活する場所を探しているときに賃貸の初期費用（なんで礼金を払わなきゃならないの？むしろ、空き部屋にならないし、住んでくれてありがとうって状態なんじゃないの？とか、仲介手数料が家賃１ヶ月分って高いなぁとか思ってました。）がもったいないという気持ちがあり、それならば、買ってしまうのも選択肢に入れようかと住宅購入を検討し始めたのでした。
ですが、高額な住宅購入費。人生で最も高い買い物。なんとなくで決められない。そもそも、家ってどうやって買うんだろう？と勉強を始めました。
無知を知る（分譲？建売？注文住宅？）
勉強を始めるにも住宅関連用語を知らなさすぎて、検索のしようもありませんでした。家のポストに入ってくる折込チラシには、「新築分譲」や「分譲マンション」などの言葉が踊り、テレビCMでは、家を「建てる」と言っています。売り出され方に違いがありそうです。そんな無知な状態からスタートです。分かっているのは、新築と中古があること。それだけでした。そうであれば、まずは用語の意味を理解するところから始めました。
- 分譲とは？
分譲とは、分割譲渡の略語のようです。土地を分けてお渡ししますよってことですね。新築分譲住宅は、土地付きの一軒家のことを言います。分譲マンションは、マンションの土地の一部を所有するという意味ですね。ここで理解できたのは、分譲というのは、戸建にしろ、マンションにしろ建っている（これから建つ）ものが買えるってことです。
- 建売とは？
建売とは、建っている戸建住宅を意味しています。土地と建物がセットで販売されます。つまり、分譲住宅と建売住宅はほとんど同じってことです。厳密には違いがあるようですが、素人である私たちにとっては紛らわしいものでした。
- 注文住宅
注文住宅は、自分が選んだ会社にお願いして新築住宅を建ててもらうことを意味しています。外観や間取り、キッチンなどの設備などを自分の好みに注文できます。分譲住宅と違って打ち合わせ時間が多くかかり、予算も高くなります。
家を買うのか？建てるのか？
分譲（建売）なのか、注文住宅なのか。家を買うのか、建てるのかで大きな違いがあります。
買う場合、土地と建物がセットになっていて値段がはっきりとしています。そして、建った後の現物を見ることができます（建築前に売り出されているときはできませんが）。オリジナリティは発揮しにくいですが、間取りは誰でも使いやすく、設備も不便ないものが入っています。手間暇が少なくて済みますし、お金も比較的安いことが多いです。
建てる場合、土地探し、建物の外観・内装・設備の決定などに時間と労力がかかります。ただ、理想の住まいを建てられるという最大のメリットがあります。手間をかけた分だけ家に愛情も湧くと思います。ただ、値段が高い。予算には限りがあるので、希望の全てが叶えられるかは未知数です。
みなさんは家を買いますか？ 家を建てますか？
特にこだわりがない私たちは「買う」を選ぶと思っていました。ですが、結果は、PASSIVE HOUSEの建築をお願いしています。「買う」と「建てる」の決断を分けた理由を次回書いてみたいと思います。
