今回は、中間気密測定の様子をご紹介します!
完成時の気密測定も予定しているので、もう一度気密測定を公開予定です!
気密測定とは
気密測定は、C値という数値を測定するものです。
まず、C値について少し触れておきます。
C値は家の隙間の総量を表す数値という認識で良いと思います。(より正しく言えば相当隙間面積と言い、建物の隙間面積を延床面積で割ります。)
0に限りなく高いと隙間がほとんどない状態となり、いわゆる高気密と言われる状態になります。
C値1.0を下回ると高気密と言われたりもしますね。
なぜ気密測定を行うのか?
2つの理由で示したいと思います。
①換気空調計画に必要だからだと考えています。
家の隙間が多いと、せっかくの暖めた空気が外に逃げていってしまい、冷やそうとしても暖かい空気が入ってきてしまいます。
家をしっかり断熱して熱の出入りを減らそうとしても家の隙間が多いと台無しです。
家のどの場所にいても寒くないように空気を送れるように、隙間風が邪魔してしまわないようにしたいですよね。
気密測定はその隙間の量をはかり、空調計画を計画通りに進めるために行うと考えています。
②漏気による熱のロスをなくすため
パッシブハウスは、断熱、漏気、換気、熱橋による熱のロスを極力減らすことを考えた家づくり(ロスが減るとその分エネルギー効率が上がります)だと思いますが、気密は漏気に関わると思います。
先ほどと重複しますが、隙間から熱が出ていってしまうと、その分温め直したり、冷やし続けたりする必要が出てきてしまいます。
そのロスを減らすためにも気密が取れているかを確認する必要があると思います。
気密測定の様子
中間気密測定では、測定結果を見て手直しができるところが強みとされますね。
気密測定の方式には減圧法と加圧法の2つが
あります。
画像を見比べると矢印の方向が違うのが分かりますね。
(Twitterで画像を出してから矢印の方向が違うことに気がつきました。汗)
測定が終わると、右下からレシートが出てきます。
私たちのお願いした工務店さんからは、測定前に「C値0.1の予定ですので、ご期待ください」と言われており、測定日は「計測不能が続いております。」と連絡をいただきました。
今回の中間気密測定時のC値は予告通り0.1でした。
気密測定を当然のものに
まだまだ気密測定をしていないところも多いと聞きます。
断熱への関心が高まってきたからこそ、気密測定も合わせて当たり前のものになっていってほしいところです。